企業売上のインディケータとしてのPOSデータ
By NRI | 2019 September
POSデータは、国内最大規模の小売店パネルから日々の販売情報を収集したものであり、以下のような詳細な情報を豊富に収録している点に特徴がある:
- ・販売日付
- ・店舗のエリア、業態情報
- ・販売量(SKU単位)
- ・販売価格、属性
NRIがサンプルデータとして提供する137銘柄分のデータを用いて
- 商品ごとの売上を合算して得られる四半期毎売上高
- 当該企業の四半期毎売上高
間の相関を調べたところ、食料品セクターと時価総額が小さい銘柄において比較的高い相関が見られた。
また、全137銘柄の相関を降順に並べたところ、上位50銘柄の多くは食料品セクターが占めているものの、医薬品、化学セクターもいくつか上位50銘柄に入っていることがわかった。
以上の結果は、食料品セクターや小型株のように、特に高い相関が見られた小売銘柄については、売上高や利益の予測にPOSデータを活用できる可能性を示唆する。
POSデータの詳細につきましては、alternative-data-sales@nri.co.jp までお問い合わせ下さい。